勉強会/コラム

食べ物コラム 梅干し

みなさん、こんにちは。荒井歯科医院スタッフの大竹です。

2月も終わりに近づき、少しずつ春の陽気が近づいてきましたね。

荒井歯科医院の庭では梅の木に花がついて、春の訪れを感じさせてくれます。

ご案内するユニットによっては、窓から見れることもあるので、運よく見ることが出来ましたら、綺麗な花で春を感じていただけたらと思います。

さて、そのようなわけで、今回の食べ物コラムは代表的な梅の食べ物、、、梅干しについてお話ししたいと思います。

「梅干し」の画像検索結果日本人であれば、馴染み深いであろう食べ物の一つ、梅干し。

梅干しは日本では、平安時代から食べられていたらしく、当時は天皇が薬としてお茶に入れて飲まれていたそうです。

その後、お坊さんや武士を中心に食べられ続け、江戸時代に庶民も食べられるようになったとされています。

そんな梅干しですが、まずミネラル(カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛等)の含有量が優秀で、ミネラル不足による病気を予防してくれます。

梅の酸味成分である有機酸(クエン酸やリンゴ酸)は糖質代謝を促し活性化させ、エネルギーを生み出すのに役立ち、結果的に疲労回復効果があると言われています。

また、クエン酸はミュータンス菌という虫歯の原因になる菌を殺菌してくれたり、唾液の分泌を促進するなど、虫歯予防にも効果があります。

唾液には口の洗浄作用や歯の再石灰化の効果があり、虫歯を防いでくれます。

歯科医院スタッフとしては是非、オススメしたい効能です。

ところで弁当の御飯の部分やおにぎりなどに、よく梅干しが入っていたりしますが、その理由をみなさんご存知でしょうか?ただ、見栄えのために入れられていると思いますか?

答えは、食中毒を予防するためなのです。

梅干しのクエン酸は殺菌・除菌作用も兼ね備えています。このクエン酸によって、食べ物についている微生物の繁殖を阻止してくれるのです。

他にも肝臓の機能を向上させ、二日酔いを予防する。胃酸を分泌させ、食欲を増進させる。クエン酸の働きで便秘改善に効果があるなど、様々な効能があるとされています。

ただし、梅干しは梅を塩漬けして作られる食べ物。どうしても含有塩分は高くなってしまいます。

1日1個なら問題はありませんが、それ以上食べすぎてしまうと高血圧の要因になりかねませんので、食べる量には気を付けてください。

しかし、現在は塩蔵ではなく、調味液漬けやハチミツ漬けなど、減塩を意識した梅干しも販売されていますので、血圧が気になる方はそちらを試されてみてはいかがでしょうか。

それでは今回のコラムはここまでとさせていただきます。皆さんも梅干しを食べて、元気に春を迎えてはいかがでしょうか。