歯科の知識を持つ前と持つ後
こんにちは。歯科医師の大屋です。
最近急に寒くなって来ましたが皆様体調は崩されていないでしょうか?
今回は、私が歯科の知識を持つ前と持つ後で変わったことを書かせて頂きたいと思います。
私は一般の会社員の家庭で育ったので歯学部に入るまでは歯科の知識はほとんどありませんでした。
そんな私が歯学部に入り学んではじめて知ったこと。
・口の中には微生物がいっぱいいること。
・一度、壊れてしまった組織(歯、歯の周りの歯肉や骨などの歯周組織)は一部の再生治療を除いてほとんど元には戻らないこと。
です。
口腔内には700種類以上の細菌が生息しているといわれております。
人は日常、当たり前に思っていることは失って初めてその大切さを知るものです。
ですが、虫歯が無い痛くない歯、しっかり噛める口の中は実は失ってからでは遅い、もう元に戻れないということを歯学部に入って初めて知りました。
そのためには当たり前のことですが700種類の細菌が生息する口の中の管理、日々の歯ブラシ、プラークコントロールがいかに重要かということを知りました。
たかが歯ブラシ、されど歯ブラシ。
当院受診された方々は染め出しをされたことがあると思いますが、
お口の健康を保つには、あの赤く染まるプラークを日々の歯ブラシと定期的なメンテナンスでいかに管理していくかが大切かをこれからも皆さんにお伝えできればと思っております。