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暑さと水分補給

こんにちは、歯科衛生士の大田です。

 

日々、暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は毎朝、30分歩いての出勤なのですが、通勤中である8時ごろから既に日差しも気温も高く、その後来院される皆様のご体調が常に気になっております。

夏の暑さ対策として、熱中症にならないように予防するためには、水分補給や塩分補給が大切といわれていますよね。

そうなると、スーパー、コンビニなどでよく目にするように、吸収性のよい清涼飲料水や塩飴などを口にする機会がグンっと増えるかと思います。そんな私自身も、そのうちの一人で、清涼飲料水を朝の通勤中から出勤したての時にペットボトル500ml1本飲んだり、梅の飴を舐めたりしています。

体の健康を守るために行っている水分補給や塩分摂取ですが、ついつい考えてしまうのはお口の健康状態…、いわゆる、虫歯のリスクです。

 

清涼飲料水には、砂糖が入ってます。

みなさんはどのぐらいの砂糖が入っているかご存知でしょうか???

 

スポーツドリンク500ml1本につき、だいたい20~35g

 

角砂糖で5~8個分の量です。

 

水分補給をしやすく、ゴクゴク飲める理由は、きっとこの砂糖の量にあるんでしょうね。

 

そして塩飴や梅の飴ももちろん砂糖が使われております。

 

砂糖は、お口の中の歯垢(プラーク)を固くする手助けをします。

固くなるとどうなるのか?

それは、同じ歯磨きの仕方で、歯の表面を磨いたとき、砂糖を多く摂取しているとその汚れがなかなか落ちにくいのです。

例えば、10回磨いて落ちる汚れが、砂糖の摂取量が多いだけで、落としきれない!ということがあるのです。

それが毎日続いた場合、お口の中にはたくさんの歯垢が残ります。歯垢は細菌の塊のため、虫歯を作るきっかけとなってしまうのです。

 

 

清涼飲料水を飲むのをやめましょうとは言いません。

飴を舐めるのをやめましょうとも言わないです。

 

が、そのリスクを踏まえたうえで、体の本当の健康を考えての摂取を行ってください。

 

歯磨きの時間を長くするもよし。

 

清涼飲料水を飲むタイミングを決めるもよし。

 

飴に関しては、シュガーレスを選ぶといいですね。

 

虫歯のリスクを抑えるのであれば、歯磨きにプラスして、虫歯予防効果の高いフッ素をご自宅で取り入れたり、歯科にてフッ素を用いたプロフェッショナルクリーニングも行っておりますので、そちらもお勧めとなります。

 

ご自宅のご自身での歯磨きでは落としきれない汚れも歯科の歯科衛生士により、きれいに拭い去り、なおかつフッ素を塗り込み虫歯予防を行うことができます。

 

最近では、虫歯や歯周病だけではなく、全身疾患との繋がりや予防についてもスタッフ皆で勉強をしています。

当院のスタッフは、常に勉強をし、患者様によりよい治療と相談を受けられるよう学びを行っておりますので、ぜひ気になることがあればご相談ください。

 

来院時には、待合室にウォーターサーバーがございますので、診察券を出す前でも出した後でも、水分補給をぜひ行ってくださいね。